2009年08月06日

川村裕子編『和泉式部日記』の読後感想

とても読みやすい現代語訳付き和泉式部日記。
和泉式部はモテモテです。

和泉式部日記 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
和泉式部日記 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)川村 裕子

おすすめ平均
stars美しい王朝恋愛
stars王朝のドラマチックな恋

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タグ:古典
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2009年07月08日

村上春樹『ノルウェイの森』の読後感想

何年かぶりに読み返しました。
すっかりストーリーは忘れていました。
村上春樹さんの小説のなかでは普通の小説っぽい。


ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
ノルウェイの森 上 (講談社文庫)村上 春樹

おすすめ平均
starsノルウェイ
stars大学生を主人公にした場合の限界
stars駄作
stars1Q84後に。
starsケータイ小説のハシリじゃないのか?

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ノルウェイの森 下 (講談社文庫)
ノルウェイの森 下 (講談社文庫)村上 春樹

おすすめ平均
stars淡々としている
stars忘れていた感性
stars恋愛ファンタジー
stars生と性、そして死の観察者たる「僕」
stars心が動きました

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タグ:村上春樹
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2009年07月07日

村上春樹『1Q84 BOOK 2』の読後感想

これで終わり!?
それとも「BOOK 3」があるのかな。
続きが読みたい。


1Q84 BOOK 2
1Q84 BOOK 2村上 春樹

おすすめ平均
stars面白かったのに・・・
stars青豆さんについて
stars「読みやすい=わかりやすい」とは限らない
stars物語りの形をとった、限りなく「ノンフィクションに近い小説」(?)
stars話を読ませるテンポ感はさすがだが・・・

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タグ:村上春樹
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村上春樹『1Q84 BOOK 1』の読後感想

ふかえりのイメージが綾波レイに重なります。
村上春樹さん、エヴァ好きなのかな。

1Q84 BOOK 1
1Q84 BOOK 1村上 春樹

おすすめ平均
starsおそろしく深そうな10センチ大の穴をのぞいたような読後感
stars春樹祭り!
stars初めてハルキ作品を読む人にはオススメしないかもです
stars過去のできごとの解釈
stars社会実験小説というよりも

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タグ:村上春樹
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2009年03月17日

保坂和志『季節の記憶』の読後感想

とある人から「主人公がてつさんに似ているんですよ」と言われて借りて読みました。

読んでいてほのぼのと和んできます。
ストーリーはありません。
鎌倉稲村ガ崎に暮らす父と息子のおだやかな日常を描く長編大河散歩小説です。
主人公たちはよく散歩します。


たしかに主人公は私と似ているかも、と思いました。
私はあんな難しいことをおしゃべりしたりはしませんけれど。

平林たい子賞、谷崎潤一郎賞受賞作。


季節の記憶 (中公文庫)
季節の記憶 (中公文庫)保坂 和志

おすすめ平均
stars長編大河散歩小説
starsだべりの空気感を書いた不思議な本
stars圧倒的な表現力
stars買いです。
starsこういう小説があってもいいと思う。

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タグ:保坂和志
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2008年10月12日

川端康成『雪国』の読後感想

1968年に日本人で初めてノーベル文学賞受賞した川端康成(かわばた やすなり:1899〜1972)の代表作。

酔っぱらった駒子が可愛らしい。帰る帰ると言いながらいつまでもいる。深夜午前二時を過ぎる。

「あんたは寝なさい。さあ、寝なさいったら。」
「君はどうするんだ。」
「こうやってる。少し醒まして帰る。夜のあけないうちに帰る。」
 ……
「起きなさい。ねえ、起きなさいったら。」
「どうしろって言うんだ。」
「やっぱり寝ていなさい。」

この混乱振りがまったくかわいい。

「私が悪いんじゃないわよ。あんたが悪いのよ。あんたが負けたのよ。あんたが弱いのよ。私じゃないのよ。」

情景や心情の描写が素晴らしい。美しい日本語。まぎれもなく名作。

雪国 (新潮文庫 (か-1-1))
雪国 (新潮文庫 (か-1-1))川端 康成

おすすめ平均
stars「雪国」エロス幻想
stars川端康成の死生観と美感を表現した日本文学
stars男と女が乳繰り合ってるだけなのに…
stars美的視力にうっとり
starsわからない

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タグ:川端康成
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2008年10月09日

川端康成『伊豆の踊子』の読後感想

せっかく女の子の方から親切にしてくれているのに、「ありがとう」の一言も言えないこの「私」の無愛想さは…

「私」のドキドキ感がすごく伝わってきます。

この後、「私」の前で見せる踊子の仕草のひとつひとつが可愛らしくて萌えます。

「私」との会話で妙なことを言って顔を真っ赤にしたり、「私」にお茶を運んできてお茶を畳みにこぼしてしまったり、浴場の脱衣場から素っ裸で「私」に向かって手を伸ばして何か叫んだり。

淡く切ない旅中の小さな恋を描いた名作。川端康成の日本語はとても美しい。

伊豆の踊子 (新潮文庫)
伊豆の踊子 (新潮文庫)川端 康成

おすすめ平均
stars無条件に美しい人
stars切なすぎるって
stars川端康成入門書
stars川端の最高傑作
stars独特のイメージ

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タグ:川端康成
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2008年05月07日

村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の読後感想

20年ぶりくらいに村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を読みました。

以前に読んだときもわからなかったけれど、今回もわからなかった。
でもやはり村上春樹はおもしろい。

「良い樵(きこり)というのは体にひとつだけ傷を持っているもんさ。それ以上でもなく、それ以下でもない。ひとつだけさ」というセリフがありました(新潮文庫、下巻58頁)。

以前に読んだのは自分が樵になる前。

私には数cmあるようなある程度目立つ傷はひとつ。
ですけれど、けっこう体はガタがきています。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)村上 春樹

おすすめ平均
stars確か3日くらいで読んだ気がします、うん
stars限りない喪失と再生
stars★5つじゃ足りないかな
stars楽しく、かつ深い小説
stars2つの世界のつながりが読むものを魅了する

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タグ:村上春樹
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2007年12月13日

村上春樹『国境の南、太陽の西』の読後感想

かつて好きだった人が不幸になっていたら、辛いなあ。
切ない物語です。

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)
国境の南、太陽の西 (講談社文庫)
村上 春樹

関連商品
スプートニクの恋人 (講談社文庫)
風の歌を聴け (講談社文庫)
ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫)
ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)
ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 (講談社文庫)
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2007年11月18日

村上春樹『東京奇譚集』の読後感想

村上春樹の短編集。
5つの不思議なお話が収められています。
どのお話もおもしろいです。さすが村上春樹だなあ。

最後の「品川猿」は、ほんとうに猿でした。

東京奇譚集 (新潮文庫 む 5-26)
東京奇譚集 (新潮文庫 む 5-26)
村上 春樹

関連商品
おまけのこ (新潮文庫 は 37-4)
絵描きの植田さん (新潮文庫 い 76-6)
間宮兄弟 (小学館文庫 え 4-1)
PLUTO 5―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (5) (ビッグコミックス)
ウルトラ・ダラー (新潮文庫 て 1-5)
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2007年05月21日

菅原千恵子『宮沢賢治の青春―“ただ一人の友”保阪嘉内をめぐって』の読後感想

10年ぶりくらいに読み返しました。

宮沢賢治という人は激しく一途な人だったのだなあと思いました。

“ただ一人の友”保阪嘉内との別離。

ずっと迷いつづけ悩みつづけ苦しみつづけ……
だからこそ賢治はあのような人を感動させる童話などを創作することができたのでしょうね。

宮沢賢治の青春―“ただ一人の友”保阪嘉内をめぐって
菅原 千恵子
4043433018
タグ:宮沢賢治
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2006年03月21日

『宮沢賢治全集7』の読後感想その2

月夜のけだもの
夜の動物園で、動物たちの夢のなかに潜り込んでしまいます。
何とも不思議な味わいのある物語です。

マリヴロンと少女
「めくらぶどうと虹」のめくらぶどうと虹の対話を、アフリカへ行く牧師の娘とその娘が憧れる歌手マリヴロンの対話に移したもの。

蛙のゴム靴
蛙の視点から描かれる世界がおもしろいです。
蛙がする「雲見」というのがいいなあ。

まなづるとダァリヤ
これは真鶴とダリヤの恋愛物語なのかな。

フランドン農学校の豚
農学校で飼育される豚の屠殺されるまでが描かれます。
豚が主人公なのでとても痛々しいですが、とても力のある物語です。

食べるということは、生き物の命をいただくということなのです。

宮沢賢治全集 (7)
宮沢賢治全集 (7)
宮沢 賢治

関連商品
宮沢賢治全集〈2〉
宮沢賢治全集〈3〉
宮沢賢治全集〈9〉書簡
宮沢賢治全集〈4〉文語詩稿五十篇〔ほか〕
宮沢賢治全集〈10〉
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2006年03月19日

『宮沢賢治全集 7』の読後感想その1

時間ができたので、ぽつぽつと『宮沢賢治全集』を読み返しています。
いま読んでいるのは第7巻。15篇の物語とその異稿が収められています。
宮沢賢治全集 (7)
宮沢賢治全集 (7)
宮沢 賢治

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宮沢賢治全集〈2〉
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宮沢賢治全集〈9〉書簡
宮沢賢治全集〈4〉文語詩稿五十篇〔ほか〕
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税務署長の冒険
密造酒の取り締まりに大活躍する税務署長を描いた、はらはらどきどきの冒険物です。くろもじが最後に爽やかな読後感を与えてくれます。

或る農学生の日誌
本当に日誌みたいです。田の水をめぐっての諍いというのは、今でもあるそうです。
どうして自分だけがよければと考えるのか。自分だけがよければというのは、結局は自分のためにならないと思うのですが。
まあ、でも人の考え方というのは本当に人それぞれで、わからないです。

なめとこ山の熊
熊の言葉や行いが泣かせます。
人間側の勝手な解釈かもしれませんが、こういう考え方をすると世界が美しく感じられます。
人間と動物が共生する世界。人間と自然が共生する世界。
最後の場面は、熊が人間を天に送るイヨマンテなのだなあ。

イヨマンテに関しては中沢新一氏のこの本がすばらしいです。
熊から王へ―カイエ・ソバージュ〈2〉
熊から王へ―カイエ・ソバージュ〈2〉
中沢 新一

関連商品
対称性人類学 カイエ・ソバージュ
チベットのモーツァルト
緑の資本論
精霊の王
アースダイバー
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洞熊学校を卒業した三人
蜘蛛となめくじと狸の話。
動物は、他の生き物を殺して、その命をいただいて、生きていく。
だから、自分が食べるその生き物に対する感謝や敬いの気持ちがなければならないのだと思います。
蜘蛛となめくじと狸の3人の生き方と、眼の碧い蜂の生き方が対比されて描かれています。

畑のへり
蛙の視線から描かれる世界。
他の生き物の視線から世界が描かれるというのは、宮沢賢治の作品の大きな魅力のひとつです。
人間と蛙では、同じ世界にいても、違う世界を見ているのです。
タグ:宮沢賢治
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2006年01月10日

村上春樹『海辺のカフカ』の読後感想

15歳の少年、田村カフカ君は、小さな子供が家に戻りたくないと思ったとき、行ける場所は図書館しかないと、いう。
たしかに今の都会の子供たちはそうなんだろうな。
なにかかわいそう。だからカフカくんもおかしくなるのか。

カフカ君は家出をして、なんだかんだあって四国のとある森のなかの小屋で数日を、ひとり孤独に過ごす。
そして、世の中は人間と人間が作り上げたものだけでできているのではないことを知る。
樹木が生きていていること、無数の星、太陽のありがたさ。激しく降る雨のなか、裸になって体を洗う。鳥のさえずり、虫の声、何かの足音、風に揺れる葉の音、雨音。
人間にはこのような時間を過ごす必要があると思う。この世は人間だけではないんだということを実感する必要があると思う。

そして、人間と人間が作り上げたものばかりでできた世界に帰る。

やっぱり子供にとって親の愛情がいちばん重要だよねとか月並みなことを思う。

ナカタさんとホシノさんの活躍にはわくわくする。
人間にとって本当に大切なのは死に方なのかもしれない……ね。

魅力的な登場人物たちがつむぐ不思議な物語。読む人によって、またそのときの心の状態によって、いろいろな受け取り方ができる小説だと思います。また何年か後に読んでみたいな。

海辺のカフカ (上)
海辺のカフカ (上)
村上 春樹

関連商品
海辺のカフカ (下)
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編
ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編
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タグ:村上春樹
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