地球と月の重力均衡点のラグランジュ・ポイントに浮かぶ巨大博物館「アフロディーテ」。そこには全世界のありとあらゆる芸術品や動植物が収められている。
そこには優れたデータベース・コンピュータがあり、学芸員たちは脳をデータベース・コンピュータに直接接続し、収蔵品の分析鑑定研究に勤しんでいる。
主人公は「アフロディーテ」の学芸員、田辺孝弘。
ときおり「アフロディーテ」にはいわく付きの物品が搬入される。その物品の謎を田辺はデータベース・コンピュータを駆使して解き明かす。
のだが、もちろんデータベース・コンピュータだけで簡単に謎が解けるわけではない。
読んでいて、何か優しい気持ちになれます。とても心地のよい、いい本です。
「ベストSF2000」国内篇第1位、第32回星雲賞、第54回日本推理作家協会賞受賞作。
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